両イオン性界面活性剤
界面活性剤のうち、水に溶けた時、
1つの分子内に陽イオンと陰イオンの両方のイオンを持つもののことを言う。
アミノ酸誘導体が多い。
等電点(*)よりアルカリ性側では陰イオン界面活性剤として、
酸性側では陽イオン界面活性剤として作用する。
殺菌剤、帯電防止剤などに用いられる。
両イオン性界面活性剤の種類
アミノ酸系
アルキルアミノ脂肪酸ナトリウム
ベタイン系
アルキルベタイン
アミンオキシド系
アルキルアミンオキシド
(*)等電点
分子内の正、負の電荷がつり合い、
分子全体の電荷が0となるpHのことを言う。
等電点で水溶性は最低になる。