20年前は、化粧をするのは女子大生ぐらいで、中高生が化粧をするのは不良といわれていたほどです。
一般的に、中高校生は誰も化粧をしていなかったのです。
しかしいまや、女子高校生の90%は化粧をしていますし、化粧について校則で禁止されていない学校は40%なのだそうです。
校則で化粧を禁止している学校が60%もあるにも関わらず、女子高校生の多くは、日常的に化粧をして登校しているのが実際です。
化粧品のイメージを変えたのが、ドラッグストアや100円ショップの登場で、低価格で購入しやすくなり、中高校生に化粧品が浸透しやすくなりました。
ここ数年で化粧の低年齢化はますます進み、最近では女子小学生は早い時期から洋服、アクセサリー、コスメに興味をもつなどおしゃれに対する関心が高くなってきています。
小学生も化粧する時代になってきたのです。
小学生向けのマンガやアニメ番組でも、おしゃれや恋をテーマとした作品が非常に多いことから見ても、現代の小学生を包む環境が、化粧への興味を強く後押ししているのかもしれません。
また、昔と比べ今では、化粧品をドラッグストアやコンビニ、100円ショップ等で気軽に買うことができる為、小学生でも簡単に購入できるようになっています。
大手化粧品メーカーや、おもちゃメーカーなどは、小中学生をターゲットにした化粧品を数々発売していますし、小中学生向けの雑誌には、必ずメイクの記事が掲載されているのだそうです。
また、小学生の化粧の加速的拡大にはバブル世代の母親に理解があることが挙げられ、親たちの子育てスタイルの変化により、かわいくなるからと言う理由で母親が化粧品を買い与えるケースも多いといわれています。
驚きの統計は、化粧初経験は4歳で70%を超えており、女子小学生の80%以上が化粧経験あり、ということです。
いまや、保護者の大半が小学生の化粧を容認、または後押ししており、「美」への興味はどんどん低年齢化していくことでしょう。
]]>化粧は成人女性だけのもの、という時代は終わりを告げ、近代では驚くほど年齢性別に関係なく化粧を楽しむボーダーレス時代になってきました。
化粧の低年齢化が急速に進み、今では女性は小学生からお化粧していることも珍しくなく、最近は男性でも化粧して綺麗になりたい人が増えています。
一昔前ならば当然のごとく、男性は化粧をする必要がなく、「化粧=女性のすること」と考えられていましたが、今では時代は変わり、その考え方が時代遅れになりつつあるのです。
歴史的にみると、日本人男性が化粧をしていた時代は長く、衣装の男女の垣根の低さということでは歌舞伎や宝塚の例に限らず歴史があり、日本人男性が化粧をしなくなったのは、明治維新の後になってからのことなのです。
富国強兵により男性は兵力とされ、男性の化粧やファッションは否定され、成人女性のみが化粧をし、着飾るようになりました。
お化粧をしたり、綺麗に着飾ったりすることは、女性には許されても、男の化粧はオカマと非難され、男性には許されないこととされていたのです。
ところが時代も移り変わり、最近ではスキンケアを心がける男性が増えてきており、男子生徒にも化粧が普及してきていることから、男子高校生の60%は化粧をしていると言われています。
また、綺麗になりたいと願う男性の間で、エステが繁盛し、ヒゲを永久脱毛する人も増えています。
若い男性をターゲットに、男性用の化粧道具が出現して、ファンデーション、口紅、アイシャドー、アイライン、マスカラ、マニキュア、チーク、まゆを整える道具のセットや男性用パックなどが販売されており、充実した商品から気軽に選ぶことができます。
また、それらはみなコンビニにも置かれているということからも、その需要の多さを感じることができます。
現代の若者達の、バンドブームやビジュアルブームの影響もあってか、女性顔負けの美しいお化粧をした、高校生から大学生の若い男性達をよく見かけます。
レディースジーンズに女性用のブラウスを着こなした中性的な衣装に、眉を剃り、マニキュアを塗り、スキンケアでお肌の手入れが行き届いている・・・ということを見ても、今や男性も化粧することがすっかり日常化した時代になってきているのです。
]]>いまやコスメ商品といえば、膨大な種類のものが私達の周りに溢れており、価格の手頃なものから高級なものまで、近くのコンビニやスーパーでも手に入れることができます。
ですが、問題点もあります。
例えば、古くに日本で使用されていた白粉は、肌への害から、鉛中毒が問題になったこともありました。
現代では研究が進み、品質も向上してきましたが、やはり肌への問題点は拭いきれないようです。
最近では、「経皮毒」という言葉をよく耳にします。
経皮毒について書かれた書籍も、次々と出版されています。
では、経皮毒とは何でしょう?ここではそれを説明させてもらいます。
経皮毒とは、皮膚から吸収される、有害性のある化学物質のことです。
皮膚は外界から体を防御するバリアなので、通常は何らかの物質が皮膚から容易に吸収されることは無いのですが、実は必ずしもそうではないのです。
例えば金属アレルギーは、汗など微量に溶け出した金属イオンが皮膚を通じて吸収されることによって起こります。
吸収する金属イオンはごく微量なので、通常人では問題がない量なのですが、アレルギー体質の人には皮膚炎を起こす結果となってしまうのです。
では、それを化粧品に置き換えてみましょう。
化粧品には化学物質が多く含まれており、私達はその化学物質を、1日中顔に付着させているのです。
これらが経皮吸収され、長い時間をかけて体内を巡り、体の至る所に溜まって蓄積されていきます。
最近、コラーゲンやヒアルロン酸という言葉を耳にしますが、これらは分子量が大きいので、皮膚表面に溜まっていきます。
逆に分子量が小さい界面活性剤や湿潤剤などは、経皮吸収され、肌荒れの原因になってしまうので、肌荒れを隠す為に化粧をするという、悪循環に陥りやすいのです。
食物や医薬品を口から取り入れる事を経口吸収と言い、経口吸収の場合は、肝臓の代謝酵素の働きで、有害物質を90%以上分解、解毒してくれるのだそうです。
ですが、経皮吸収は、有害なものも全部取り入れてしまうのです。
「美」を求めて使用する化粧品によって、美を損なわれてしまうのは、本末転倒ですよね。
商品が溢れている現代に生きているからこそ、大前提として良いものを選び、肌を守りながら化粧を楽しみたいものです。
]]>アンチエイジングとは、老化を防ぎ、若返りを促す「抗加齢」のことをいい、「アンチ」は対抗、「エイジング」は老化を意味しています。
アンチエイジングという言葉は、一般的にはシミやシワを消すという、皮膚の若返りなどに関して使われることが多いのですが、本来は、高血圧や糖尿病、高脂血症など、加齢に伴って増える生活習慣病の予防なども含まれている概念です。
「老化」とはいったいどういうことなのかが、医学的に解明されつつある現在では、それを積極的にコントロールすることにより、誰でも若返る可能性を掴むことができるようになりました。
老化の原因としては、ホルモンレベルの低下、免疫力の低下、活性酸素などによる酸化ストレスなどが考えられており、アンチエイジング医療では、免疫やホルモンが低下している時は、これらを積極的に補う治療を行います。
米国ではアンチエイジングのため、成長ホルモンなど、加齢により減少してしまった様々なホルモンの投与が行われているようです。
また、酸化ストレスへの対策としては、抗酸化作用を持つ成分が入っている食品や化粧品が、アンチエイジングを目的として使われることが多くなっています。
例えば、従来医薬品であったコエンザイムQ10は、その抗酸化作用が注目され、健康食品として社会的に注目されています。
コエンザイムQ10は、シワ取りなどの効果を期待して、化粧品に配合されたものも登場しています。
このように、アンチエイジングは、化粧品メーカーにとっても重要なテーマであり、「しわ」「美白」「育毛」がその主な柱とされています。
またアメリカでは、アンチ・エイジング・メディスン(抗加齢医学)の研究が盛んです。
1993年に7人のドクターが起こした米国抗加齢学会には、7000人を超える 学会メンバーがおり、医療において非常に注目されている分野です。
近年のアンチ・エージングの医療法の発達により、自然ホルモンの置換によってホルモンのレベルを若年期のレベルにすることで、 老年化を遅めるだけではなく、若さを蘇らせることも可能と考えられています。
その研究は今後ますます期待されることでしょう。
]]>少し難しい話になりますが、一般に言われる化粧品と法律(薬事法)での定義は異なってきます。
薬事法第2条第3項では、次のように定義付けられています。
「人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、又は皮膚若しくは毛髪をすこやかに保つために、身体に塗擦、散布その他これらに類似する方法で使用されることが目的とされている物で、人体に対する作用が緩和なものをいう。
ただし、これらの使用目的のほかに、第一項(医薬品の定義)第二号又は第三号に規定する用途に使用されることもあわせて目的とされている物及び医薬部外品を除く。」
化粧品の販売方法には、製造販売、小売販売、輸入販売があります。
製造販売(元売)は、化粧品を日本国内で上市する為に、事業者は化粧品製造販売業許可を取得する必要があります。
また、製品ごとに化粧品製造販売届が必要となります。
小売販売は、百貨店やスーパーマーケット、ドラッグストアなどの店頭販売の他、通信販売(テレビショッピングなど)、訪問販売、連鎖販売取引などの方法で売られることが多くなっています。
女性向け基礎化粧品ブランドを展開するメーカーは、百貨店等において独自のショップを展開し、対面販売により、ユーザ・来店客と対話しながら販売する方法を進めます。
近年は、インターネットを利用したネットショップが隆盛で、外国からの個人輸入も増加しています。
こうした中で、薬事法違反(無許可販売)にあたる個人輸入代行業者なども多くなってきており、こうした業者を通じて購入した製品の健康被害が公表されており、全国で個人輸入代行業者への監視を強めています。
輸入化粧品の販売方法は、概ね2種類に大別されます。
ひとつめの方法として、海外メーカーの日本法人による輸入・販売です。
または日本の輸入販売業者が海外メーカーと契約し、日本での販売権を得た上で販売する方法で、正規代理店の輸入による販売となります。
ふたつめの方法として、日本の製造販売業者が、当該商品を取り扱っている海外の業者と取引し、商品を仕入れて販売する方法です。
確認手段は製造販売業者に委ねられており、確認手段および確認結果に対する国への報告義務はありませんが、製造販売業者には、製品の品質を保証するという、絶対的な義務があるのです。
]]>市場規模は2004年時点で約2兆円といわれています。
メインターゲットは女性で、基礎化粧品(化粧水、美容液など)やメークアップ化粧品(ファンデーション、口紅、チークなど)など、顔につけるものから、ボディ用商品に至るまで、商品は多岐に渡ります。
一方で2003年頃より、男性向け化粧品も徐々に販売額が増えており、「メトロセクシャル」「メンズコスメ」などのキャッチフレーズとともに、若い世代を中心に浸透しています。
男性向けの場合は、仕上げ化粧品よりも、基礎化粧品やヘアトニックや香水などといった、毛髪のセットなどの分野が多いようです。
また、女性男性向けともに、アンチエイジングの効能をうたった商品が注目を集めています。
アンチエイジングとは、老化を防ぎ、若返りを促す「抗加齢」のことで、その抗酸化作用で注目されたコエンザイムQ10などは、テレビや雑誌、広告などでよく目にすることとなりました。
化粧品の特徴としては、コマーシャルなどの宣伝費が多くかけられていることが挙げられます。
どの化粧品メーカーも、有名な女優や旬のモデルなどをコマーシャルに起用し、常に目を引くアピールをしています。
そのクオリティを見るにつれ、宣伝費の莫大さが想像できます。
国内の広告費を業種別に見てみると、化粧品は食料品に次いで2位となっています。
化粧品は皮膚や毛髪など、身体に直接的に長時間接触する為に、成分と利用者の体質が合わないと、皮膚のかぶれや肌荒れなどの身体へのトラブルが発生する場合があります。
ですので、できるだけ自然に近い成分を使用し、肌などに優しいことを特徴として挙げる商品も多くあります。
業界としては、各種メディアで派手に宣伝・広告する一部の超大手メーカー以外でも、中小メーカーが非常に多く、また大手資本でありながら、全く別のメーカー、ブランドとして活動する会社が多いのも特徴とされています。
]]>株式会社マンダムは、日本の化粧品メーカーで、男性化粧品に強みを持ち、シェアは国内トップ(資生堂が奪回した年もあり、攻防が続いています)。
ナリス化粧品、明色化粧品、フルベール、オッペン化粧品、エルセラーン化粧品と並ぶ、在阪化粧品メーカーです。
「mandom」とは、Human & Freedomの略である。
元々はman domain(男の領域)という意味だったのですが、1984年に女性化粧品事業へ参入するに伴い、公に略称を変更したのだそうです。
主な商品として、次のようなものがあります。
MANDOM(マンダム)シリーズ…チャールズ・ブロンソンを起用することにより、「タフな男」のイメージで展開しました。
熟年層向け商品です。
GATSBY(ギャツビー)シリーズ…父ブロンソンが、息子トニーに勧める、本物の男の香りとして展開している、若者をターゲットとした商品です。
LUCIDO(ルシード)シリーズ…さわやかな男のたしなみ、として展開しました。
無香料が特色で、30代男性をターゲットとしています。
ロレアルは、フランスのクリシーに本部を置く、世界最大の化粧品会社です。
特に化粧品、ヘアカラー、ヘアケア、スキンケア、日焼け防止、香水の分野を中心に発展を遂げました。
ロレアルでは、皮膚病学や調剤の分野の活動も、盛んになされています。
また、アメリカでは、ナノテク分野の最大規模の特許権者でもあります。
ロレアルは、ヘアカラー分野からその事業を始めましたが、すぐに美容の他の分野にも進出しました。
現在ロレアルからは、50以上のブランドが市販されており、ヘアカラーの他にも、パーマ、スタイリング、ボディケア、スキンケア、洗顔、香水など、美容のあらゆる分野において、たくさんの製品を世に送り出しています。
また、ロレアル製品はあらゆる流通経路を通して販売されており、ヘアサロン、香水売り場から、スーパーマーケット、ドラッグストア、薬局、通信販売と様々です。
]]>日本メナード化粧品株式会社は、名古屋市中区丸の内3-18-15に本社を置く、化粧品・医薬部外品・健康食品の製造・販売メーカーです。
現代表取締役会長野々川大介によって、1959年11月17日に設立されました。
一般的には、「メナード化粧品」のブランド名で知られています。
ヘアカラー等を製造するダリヤは創業者・主たる株主を同じくする関係会社です。
訪問販売を主な販売形態としており、販売の流れは、商品を専属契約を結んだ代理店と所属するメナードレディ(販売員)をお客さまのもとに届ける訪問販売です。
2006年には、代理店12,800店、メナードレディは118,000人所属しており、ますます大きく拡大しています。
株式会社ノエビア(NOEVIR)は、大手化粧品メーカーで、傘下の関連企業に、大阪の栄養補助食品メーカーである常盤薬品工業があります。
化粧品メーカーとしては、デパートなどに出店および美容部員を置かずに、連鎖販売取引という形態をとっています。
10代などの、若い少女向けの安価なコスメは存在せず、高級感のあるカリスマ的ブランドとして、20代のキャリアウーマン指向の女性や、裕福な主婦層など、可処分所得の比較的大きい層には、根強い人気を誇っています。
一般向けトップブランド「NOEVIER505」は、化粧水・乳液・クリームの三点で、10万円近い高価格設定になっているのですが、他社の高額化粧品よりも根強く売れています。
1988年から10年間続いた、コスメティック・ルネッサンスシリーズでは、鶴田一郎の美人画イラストに、かつてのヒット曲をハードロック調にアレンジしたものを、CMソングとして使用していました。
なお、このうち一部は「コスメティック ルネッサンス〜ノエビアCM HITS!〜」として、2003年にドリーミュージックから発売されています。
]]>P&Gは、正式名称を「プロクター・アンド・ギャンブル」といいます。
アメリカ合衆国に本拠を置く一般消費財(洗剤、トイレタリーなど)メーカーで、1837年に、石鹸業者のジェームス・ギャンブルとローソク業者のウィリアム・プロクターが、共同出資で設立しました。
ホームケア製品、ペットフード(アイムス)、紙製品、化粧品(マックスファクター)、ヘアケア製品(ヴィダルサスーン、パンテーン、ハーバルエッセンス、ウエラジャパン)、ヘルスケア製品、食品(プリングルズ)などの事業を持ち、世界80カ国以上で展開している大手企業です。
マーケティングに非常に力を入れる企業として知られ、社内でのブランド・マネジャーの競争はきわめて激しいといわれます。
また、P&Gのブランド戦略は、MBAのケーススタディの題材としてもよく取り上げられているほどです。
MAXFACTOR(マックスファクター)は、P&G(プロクター・アンド・ギャンブル)グループに属する化粧品会社であり、ブランド名です。
日本本社は兵庫県神戸市東灘区に所在しており、元来はロレアルグループの一員でした。
1909年、ロシアのロイヤルバレエ団のビューティーアドバイザーだったマックスファクター1世が、ハリウッドに、化粧品・演劇用品店「マックスファクター」をオープンしたのが始まりです。
彼はアメリカに渡った後、ハリウッド映画の黎明期に公式ビューティーアドバイザーとして活躍して、生み出した数々のメークアップ製品は、映画スターに愛用され、世界の一流ブランドとしての地位を築き上げました。
現在では当たり前のように使われている、マスカラやリップブラシなど、今では馴染み深い化粧品の多くは、マックスファクター1世によって生み出されたものなのです。
また、日本でも定着している「メークアップ」という言葉は、常に上を見て事業を展開していた彼の、「MAKE UP(もっと美しい表情を)」のセリフが、後に「化粧する」という意味で使われるようになったのだそうです。
]]>DHCは、コンビニで買えるコスメとサプリメントにより、一般的によく知られています。
DHCとは「大学翻訳センター(Daigaku Honyaku Center)」の略であり、今なお翻訳会社としても有数の規模を誇っています。
創業は1972年で、吉田嘉明取締役が、大学の研究室を相手に、洋書の翻訳委託業を行ったことに始まります。
1975年に株式会社組織になりますが、当初は出版事業を中心としており、1983年から基礎化粧品の通信販売事業を開始しました。
中でも「DHCオリーブバージンオイル」は同社の知名度を高める看板商品として、知られるようになりました。
その後出版、教育の各事業部を1992年に設立し、1995年には健康食品事業も開始することとなりました。
通信販売を中心とした業務展開を行っているほかに、海外事業としては韓国・香港・アメリカ・カナダでも、通信販売・店舗を複数展開しています。
現在サプリメント部門は、コンビニエンスストアでの15日シリーズの販売などにも力を入れています。
株式会社ポーラ化粧品は、主に婦人用の化粧品の製造・販売を行う企業です。
1929年に静岡市で創業し、1940年にポーラ化成工業株式会社として法人化しました。
その後、1946年にポーラ化成から化粧品事業を分離し、株式会社ポーラ化粧品本舗を設立しました。
化粧品の訪問販売事業で、飛躍的な躍進を遂げるとともに、女性の肌を追究したオーダーメード化粧品「アペックス・アイ」でもよく知られています。
また、文化・芸術の分野にも積極的な支援をしており、ポーラ文化研究所や関連する財団法人によって、ポーラ美術館などを設立しています。
1985年には、通販部門として「オルビス株式会社」を設立し、通販化粧品の分野でも大きく業績を伸ばしています。
1993年には、コンビニやスーパーで販売される基礎化粧品・トイレタリー商品部門を扱う子会社「ポーラデイリーコスメ」を設立しました。
]]>資生堂は、化粧品の製造や販売を中心とする日本の企業で、世界的に見ても資生堂商品は、質に関しての評価が非常に高く、成田空港などの免税店では、資生堂商品がとても売れているそうです。
国内で最大手の化粧品メーカーであり、世界では第4位の地位を誇っています。
商号の由来は、中国の古典「易経」の一節「至哉坤元 萬物資生」で、「資生」は中国清代の文献に良く見られ、日本語で「経済」と翻訳された時期がありました。
シンボルマークは「花椿」と呼ばれ、資生堂に関連する活動にも、「椿」の名称がよく用いられています。
また、資生堂は芸術関係への助成に定評があります。
2000年代に入り、100以上に増えすぎてしまったブランドを整理・統合して、新ブランドなどに集約・特化し大再編に踏み切りましたが、一時的な混乱が生じてしまいました。
低価格品や普及品分野においては、「SHISEIDO」を冠さない方針により、エフティ資生堂の商品は「資生堂」の文字が外され「FT」としたが、すぐに復活しました。
2005年には、新しいコーポレートメッセージに「一瞬も 一生も 美しく」を策定し、ますます人々に愛されるようになりました。
カネボウ化粧品は、カネボウから化粧品事業を切り離して、2004年5月に発足した会社です。
コーポレートスローガンは「FEEL YOUR BEAUTY」。
旧サウンドステッカー「Kanebo,For Beautiful humanlife.」(カネボウ、美しきヒューマンライフのために。)は、テレビCMなどの広告で、よく知られることとなりました。
カネボウ化粧品の主なブランドとして、スキンケアではsuisai、赤い美白、Free plus、FREYA(フレイア)。
スキンケア・ベースメイクでは、DEW、RAPHAIEなど。
ベースメイク・ポイントメイクでは、T'ESTIMO、REVUEなど。
カネボウコスメットでは、ALLIE、KATE、media、EVITA、SALA、Freshelなどが有名です。
]]>株式会社コーセーは、主に化粧品の製造、販売を行う日本の企業で、コーポレートメッセージは「美しい知恵 人へ、地球へ。」です。
創業当時から、美容部員による店舗での対面販売形式をとっており、口紅やファンデーションを主力商品としています。
1960年代後半より香港、大韓民国、中華人民共和国などの、アジア市場への参入も積極的に進めており、現在では世界に10以上の海外現地法人を抱えています。
1946年3月に、小林孝三郎によって前身の小林合名会社を創業。
1948年6月に、株式会社小林コーセーとして会社を設立し、同時に「KOSEI」のブランド名を発表しました。(後に「KOSE」に改称)
1991年8月には、社名を現在の株式会社コーセーに改称しましたが、この時「KOSE」では、英語圏で「コウズ」と読まれがちであることから、ブランド名も「KOSE」に改めました。
花王は、マーケティングに力を入れ、数多くの部門でトップシェアを誇るメーカーです。
日本を代表する日用品メーカーで、洗濯用洗剤のシェアは圧倒的です。
また、最近では独自商品としてダイエット茶「ヘルシア緑茶」やダイエット油「エコナ」といった健康食品を販売しており、高い収益力を誇っています。
競合企業には、「ライオン」「P&G」「ユニリーバ・ジャパン」があります。
かつてはフロッピーディスクやDATテープなどの磁気メディア事業にも進出したのですが、様々な経営判断により撤退してしまいました。
また、トイレタリー商品の通信販売事業「花王セレクトショップ・はっぴぃ工房」を、主要ローカルテレビ局やインターネットなどで広告展開をしていましたが、それも2005年の3月で終了となりました。
化粧品は、SOFINA(ソフィーナ)というブランドを持っており、主としてドラッグストアなど一般小売店向けに製造、販売しています。
シェアは資生堂、カネボウ化粧品、コーセーに次ぐ4位であり、また化学メーカーならではの、原料から自社で製造する技術は、他社に真似できないものといえます。
]]>香水は、体や衣服に付けて香りを楽しむための、化粧品の一種です。
もともと宗教的な用途や薬用として使われていましたが、近代からは、楽しみやたしなみとしての香水が生まれてきました。
香料をアルコールに溶かして作られ、現在では数多くのブランドが生まれています。
日本でも大きな産業として栄えてきたのですが、東洋人がもともと欧米に比較して体臭の少ないこともり、香水の使用は未だ欧米ほど一般的になってはいないようです。
香水そのものの認知や、マナーなどの普及も、まだまだ発展途上です。
日本の化粧品会社の製品もありますが、多くの人気商品が代理店によって海外から輸入されています。
香水は定番のブランドがある一方で、新商品、季節限定商品が、市場で注目されることも多く、女優などが自分の名前を冠した商品やブランドを立ち上げることもあります。
香水は、付けた人間の体臭と混ざり合って香りを演出するので、液体の香りそのものからは、身に付けた時の香りを知ることはできないそうです。
肌の酸性度(Phペーハー)、水分量、皮脂量が各人異なる上に、皮膚を構成するタンパク質の末端のアミノ酸の違いで、飛ばされる香料と残される香料に個人差があるのです。
また、香りは時間が経つにしたがって変化していきます。
香水をつけて10分くらいの香りをトップ・ノート、少し時間が経って20-30分ぐらいの香りをミドル・ノート、大分時間が経って消えてしまうまでの香りをラスト・ノートと言います。
香水は揮発性を利用することから、体温の高い脈打つ場所につけるのが一般的とされています。
特にひじの内側につけると皮膚温が高く、動作もある為、効率よく揮発するのだそうです。
よく知られる手首は、衣服や物に触れる事が多く、あんがい消えが早くなります。
耳の後ろや首筋などの鼻に近い場所につけると強く、膝裏や足首などの鼻から遠い場所につけると弱く、香りを感じられるようになり、ハンカチやスカートの裾など、衣服につける場合もあります。
]]>「マニキュア」は、爪の表面を塗装すること、またはそれに用いる、塗料の化粧品を指します。
マニキュアの種類は大変多く、明るい色、落ち着いた色、華やかな色、ラメ入りのものなど、たくさんのものが市販されている為、女性達の間では、気軽に行えるネイルアートとしても親しまれています。
最近は足の爪に施す場合には、「ペディキュア」と呼んで区別されています。
「ネイルエナメル」「ネイルカラー」「ネイルポリッシュ」、あるいは単に「カラー」などと呼ばれる事も多く、 正しく使えば割れから爪を守り、爪の成分の流出を防ぐことができます。
男性がマニキュアを塗っているケースは、まだごく少数ですが、装飾の目的ではなく、爪の割れを防止するという目的で、重量挙げなどのスポーツ選手には使われていました。
「付け爪」は、地爪に貼り付ける、人工爪のことです。
爪への保護作用は小さいのですが、普段派手な装飾ができない人など、TPOに合わせて自由に爪のおしゃれができるので、気軽に着せ替え気分で楽しむことができます。
付け爪の種類には、ネイルチップとスカルプチュアがあります。
「ネイルチップ」は、付け爪の本体となる板で、多くはプラスチック製ですが、木製、ガラス製、金属製なども用いられています。
個人の好みや指・自爪の形に合わせてさまざまな大きさや形状のものが市販されています。
両面テープや、専用の接着剤で自爪に貼り付けて使用するのですが、マニキュアと違い、乾燥を待つ必要が無いことや、あらかじめデザインされている物をストックしておくことができる為、気分やTPOに合わせて、手早く付け外しができる。
「スカルプチュア 」は、可塑性の素材を爪の上に直に塗りつけて、付け爪を形成します。
粘土細工のように、立体的な造形をすることもできます。
補助医療目的で、変形変色した爪を再生、保護する目的で用いることもあるようです。
]]>「アイシャドー」は、目のまわり(特にまぶた)に陰影を付ける為の化粧品です。
顔を立体的に見せてくれる効果があり、油脂とロウを混ぜたクリームに、香料や顔料などを混ぜて作られます。
現代では茶色、青、赤、紫、緑など様々な色が使われており、他にもパールやラメなどが配合されるなど多くのタイプの質感があります。
発色や持ちを良くする為に、アイシャドーベースと呼ばれる下地を塗布してから使用する場合もあります。
「マスカラ」は化粧品の一種で、まつげを強調する効果があり、まつげを濃く、長く、またはカールしているように見せてくれます。
語源となるのは、イタリア語のmaschera(覆うという意味で、英語ではmask)という単語です。
マスカラには液体、固形、クリームの3タイプがあり、黒・茶・紺などが主流なのですが、他にも多くの色が開発されています。
成分は水分、増粘剤、皮膜剤、保存料などからなっており、チューブ入りで棒状のアプリケータを用いて、まつげに塗布するのが一般的です。
マスカラは、水分に触れることで落ちてしまう場合があり、この際、落ちたマスカラが目に入ってしまう可能性もあるので、注意が必要です。
また、落ちたマスカラで目元まわりが汚れてしまうと、顔のイメージが大きく変わってしまい、困ることが多々あるので、ますます注意です。
「アイプチ」は、まぶたを人工的に、一重から二重にする為の化粧品です。
まぶたの皮膚を二重のヒダができるように貼り合せて、二重まぶたを形成します。
他にも、リキッドを二重の幅に塗り、その部分に膜を形成することにより、二重のヒダを折り込ませるという、非接着式のアイプチなどがあります。
使用をやめると、もとの一重に戻るのが通例なのですが、長く使用を続けるうちに、二重になる人もいるようです。
日本では若い女性を中心とした利用者が多いのですが、アイプチをした上からではメイクをしにくいというデメリットもあるようです。
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