主なコスメ(1)
コスメの中でも、基礎化粧品と呼ばれるものは、汚れを落として肌をきれいにしたり、肌の調子を整える役割をするものを指します。
洗顔料、化粧水、美容液、乳液などがそれです。
洗顔料は、古くなった角質や、汚れ、アカ、細菌、ホコリなどをきれいに洗い流して、まっさらで清潔なお肌にしてくれます。
肌の汚れを放っておくと、ニキビやシミ・ソバカスの原因になりますし、付ける(塗る)ことより取り除いていくことの重要性が見つめられている現代では、洗顔の大切さは一般的によく知られています。
化粧水は、皮膚を保湿し、整えて、滑らかにする液状の化粧品です。
ローション、トーナー、トニックとも呼ばれます。
もともとは化粧に使う水のことを指しており、日本に化粧水が浸透し始めた江戸時代には、基礎化粧品としてではなく、メーキャップ化粧品のひとつとされる化粧下地や、白粉の溶き水として使われていました。
当時の浮世絵にも登場するほど有名となった化粧水には、「花の露」「江戸小町水」などが挙げられます。
美容液は、保湿成分や美白成分などの美容成分が、濃縮して配合されている基礎化粧品です。
美容成分の肌への吸収性を高める為に、化粧水などで肌を整えた後に塗布するのが一般的です。
そして美容液の後で、油分を含む基礎化粧品を使用するのです。
美容液は、有効成分が高濃度で配合されている為に、他の基礎化粧品と比較してみると、高価格であることが多いようです。
よく配合されているものとして、ビタミンC、ヒアルロン酸、コラーゲンなどがあります。
乳液は、皮膚に水分と油分を与えて、滑らかにする乳状の基礎化粧品です。
エマルジョン、ミルクなどと呼ばれる場合もあります。
乳液の多くのものは不透明で、粘り気のある質感が特徴です。
ミネラルオイル、ラノリン、オリーブ油といった油と、水を基材とし、乳化剤で二者を混ぜ合わせることで作られます。
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