主なコスメ(3) :コスメとは、単なる化粧ではなく体全体をきれいにすること

主なコスメ(3)

「アイシャドー」は、目のまわり(特にまぶた)に陰影を付ける為の化粧品です。

顔を立体的に見せてくれる効果があり、油脂とロウを混ぜたクリームに、香料や顔料などを混ぜて作られます。

現代では茶色、青、赤、紫、緑など様々な色が使われており、他にもパールやラメなどが配合されるなど多くのタイプの質感があります。

発色や持ちを良くする為に、アイシャドーベースと呼ばれる下地を塗布してから使用する場合もあります。


「マスカラ」は化粧品の一種で、まつげを強調する効果があり、まつげを濃く、長く、またはカールしているように見せてくれます。

語源となるのは、イタリア語のmaschera(覆うという意味で、英語ではmask)という単語です。

マスカラには液体、固形、クリームの3タイプがあり、黒・茶・紺などが主流なのですが、他にも多くの色が開発されています。


成分は水分、増粘剤、皮膜剤、保存料などからなっており、チューブ入りで棒状のアプリケータを用いて、まつげに塗布するのが一般的です。

マスカラは、水分に触れることで落ちてしまう場合があり、この際、落ちたマスカラが目に入ってしまう可能性もあるので、注意が必要です。

また、落ちたマスカラで目元まわりが汚れてしまうと、顔のイメージが大きく変わってしまい、困ることが多々あるので、ますます注意です。


「アイプチ」は、まぶたを人工的に、一重から二重にする為の化粧品です。

まぶたの皮膚を二重のヒダができるように貼り合せて、二重まぶたを形成します。

他にも、リキッドを二重の幅に塗り、その部分に膜を形成することにより、二重のヒダを折り込ませるという、非接着式のアイプチなどがあります。

使用をやめると、もとの一重に戻るのが通例なのですが、長く使用を続けるうちに、二重になる人もいるようです。

日本では若い女性を中心とした利用者が多いのですが、アイプチをした上からではメイクをしにくいというデメリットもあるようです。