コスメメーカー(株式会社コーセー、花王) :コスメとは、単なる化粧ではなく体全体をきれいにすること

コスメメーカー(株式会社コーセー、花王)

株式会社コーセーは、主に化粧品の製造、販売を行う日本の企業で、コーポレートメッセージは「美しい知恵 人へ、地球へ。」です。

創業当時から、美容部員による店舗での対面販売形式をとっており、口紅やファンデーションを主力商品としています。

1960年代後半より香港、大韓民国、中華人民共和国などの、アジア市場への参入も積極的に進めており、現在では世界に10以上の海外現地法人を抱えています。


1946年3月に、小林孝三郎によって前身の小林合名会社を創業。

1948年6月に、株式会社小林コーセーとして会社を設立し、同時に「KOSEI」のブランド名を発表しました。(後に「KOSE」に改称)

1991年8月には、社名を現在の株式会社コーセーに改称しましたが、この時「KOSE」では、英語圏で「コウズ」と読まれがちであることから、ブランド名も「KOSE」に改めました。


花王は、マーケティングに力を入れ、数多くの部門でトップシェアを誇るメーカーです。

日本を代表する日用品メーカーで、洗濯用洗剤のシェアは圧倒的です。

また、最近では独自商品としてダイエット茶「ヘルシア緑茶」やダイエット油「エコナ」といった健康食品を販売しており、高い収益力を誇っています。

競合企業には、「ライオン」「P&G」「ユニリーバ・ジャパン」があります。

かつてはフロッピーディスクやDATテープなどの磁気メディア事業にも進出したのですが、様々な経営判断により撤退してしまいました。


また、トイレタリー商品の通信販売事業「花王セレクトショップ・はっぴぃ工房」を、主要ローカルテレビ局やインターネットなどで広告展開をしていましたが、それも2005年の3月で終了となりました。

化粧品は、SOFINA(ソフィーナ)というブランドを持っており、主としてドラッグストアなど一般小売店向けに製造、販売しています。

シェアは資生堂、カネボウ化粧品、コーセーに次ぐ4位であり、また化学メーカーならではの、原料から自社で製造する技術は、他社に真似できないものといえます。