コスメの定義(1)
市場規模は2004年時点で約2兆円といわれています。
メインターゲットは女性で、基礎化粧品(化粧水、美容液など)やメークアップ化粧品(ファンデーション、口紅、チークなど)など、顔につけるものから、ボディ用商品に至るまで、商品は多岐に渡ります。
一方で2003年頃より、男性向け化粧品も徐々に販売額が増えており、「メトロセクシャル」「メンズコスメ」などのキャッチフレーズとともに、若い世代を中心に浸透しています。
男性向けの場合は、仕上げ化粧品よりも、基礎化粧品やヘアトニックや香水などといった、毛髪のセットなどの分野が多いようです。
また、女性男性向けともに、アンチエイジングの効能をうたった商品が注目を集めています。
アンチエイジングとは、老化を防ぎ、若返りを促す「抗加齢」のことで、その抗酸化作用で注目されたコエンザイムQ10などは、テレビや雑誌、広告などでよく目にすることとなりました。
化粧品の特徴としては、コマーシャルなどの宣伝費が多くかけられていることが挙げられます。
どの化粧品メーカーも、有名な女優や旬のモデルなどをコマーシャルに起用し、常に目を引くアピールをしています。
そのクオリティを見るにつれ、宣伝費の莫大さが想像できます。
国内の広告費を業種別に見てみると、化粧品は食料品に次いで2位となっています。
化粧品は皮膚や毛髪など、身体に直接的に長時間接触する為に、成分と利用者の体質が合わないと、皮膚のかぶれや肌荒れなどの身体へのトラブルが発生する場合があります。
ですので、できるだけ自然に近い成分を使用し、肌などに優しいことを特徴として挙げる商品も多くあります。
業界としては、各種メディアで派手に宣伝・広告する一部の超大手メーカー以外でも、中小メーカーが非常に多く、また大手資本でありながら、全く別のメーカー、ブランドとして活動する会社が多いのも特徴とされています。
Powered by
Movable Type 4.25