釣りの楽しみ方とマナー

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釣りには釣りの神様が降りてくる?


日本の「やおよろずの神」のひとりが釣りの神様、恵比須様です。

右手に釣り竿、左手に鯛を持って、
満面の笑顔で笑う恰幅のよい恵比須様は、
「七福神」のなかで唯一日本独特の神様とされています。

他の神様は中国やインドの神様だからです。


さて、恵比須様とは誰でしょうか。

イザナギノミコトとイザナミノミコトの第三子である
蛭子尊(ひるこのみこと)という説、

大国主命(おおくにぬしのみこと)の第一皇子・
事代主命(ことしろぬしのみこと)との説、

また海彦山彦だとされる説などいろいろ伝えられています。

鮫や鯨など大きな魚に追われた小魚の大群が、
海辺に押し寄せられることがあります。

自然現象にせよ、そういった遠方から豊漁をもたらすものを
漁民たちはエビスと呼び、神として信仰する民間信仰もあります。


よく釣れたときに「釣りの神様がおりてきた」などと
言ったりしますが、毎回、神様の力には頼れません。

よく釣れるようになるには努力が必要です。
技術だけでも知識だけでも釣れないものです。

「釣り」を楽しむには、
学習する前向きな気持ちや向上心をもって、
いろいろな情報にアンテナを伸ばし、経験を積むことです。


「釣り」をしない人からみると、
糸をたれてボ〜ッと座っているだけのようですが、
実は頭の中はフル回転しています。

天気のこと、波のこと、エサのつけ方、
魚の泳ぎ具合いなどあらゆることです。


観察力、洞察力、想像力を総合してこそ、
技術につながり、知識につながります。


体力も必要です。
海や山・河に出かける健康体でなければ、
楽しむことはできません。


そして、どんな場合でも、
人間としてのモラルがなければいけません。

釣り場でのマナーやルールは、
ちょっとした心がけひとつで守ることができるものです。

私たちが「釣り」をするのではなく、
大自然を少しだけ貸していただくという気持ちを
忘れてはいけません。

自分勝手な「釣り」ではなく、
他人と対話し、波や風と対話し、


たとえ釣れなくても、「つまらない」などと思わず、
次回にその反省をいかしてのぞめば、
達人の域に少し近づいていくのではないでしょうか。


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