釣り竿の選び方 :釣りの楽しみ方とマナー

釣り竿の選び方


いきなり竿コーナーへ行っても買えるものではありません。
初心者とはいえ、自分が思い描いている「釣り」について整理してみましょう。

釣りたい魚・釣りたい魚のサイズ・行きたい釣り場・
釣り方・全体の予算と竿にかける予算・
自分なりのこだわりなどを、箇条書きにまとめてみましょう。


それを達人や店員さんに見せてアドバイスを受ければ、
それをベースに具体的に自分の「釣り」がみえてきます。

道具全体のバランスを考えながら、
冷静な竿選びができるのではないでしょうか。

安くて良質のものを選びたいものですが、
竿の良し悪しを見分けるコツはあるのでしょうか。

竿は、いろいろなパーツの組み合わせでできています。
品質の低い安いパーツばかりが使われていれば、
竿の品質も落ちます。

塗装してある場合はわかりにくいのですが、
リールシートを目安にすることができます。

リールシートとはリールを取りつける台座のことです。
刻印を確認してみましょう。

高級品の竿には、
チタン刻印のリールシートがついていることがほとんどです。

ステンレスと刻印してあれば、
竿全体もそれなりに良心的な良質の材料が
使われていると判断してよいでしょう。

とても安い竿は、リールシートが鉄製で刻印もなく、
その他のパーツもそれほど良い質であるとはいえません。

竿のつくりを見分けましょう。
まず、竿を伸ばす前に、軽く上下左右に振ってみます。

音がすれば、何か異物が中に入ってしまっているということです。
竿つくりの途中で、余計な物が紛れ込んだのでしょう。


次に竿を伸ばします。

伸ばしたときに継ぎ目がガタつかないかどうか。
片目をつぶって、伸ばした竿が直線かどうかを確認してください。

地面に向かって少ししなるようにつくられていますが、
左右に曲がっていてはいけません。

きちんと分解できるかどうかをチェックします。

新品なのに、ネジが固すぎたり、取りつけが悪かったり、
竿の尻についている尻栓というフタが
スムースにはずせなかったりというのでは
良い竿とはいえません。

竿は、手入れや修理をしながら長く使っていくものです。