白ウコン :ウコンの種類、効果と食べ方

白ウコン

熱帯アジア原産のショウガ科の植物で、葉はウコンと云うよりショウガの様です。

根茎も、大ショウガによく似ています。

別名「ハナショウガ」とも言い、蝋細工のような赤い綺麗な花を付けます。

大きさは握りこぶしくらい。

赤い蝋を固めたような、不思議な花です。

膵臓に良くて糖尿病に効果を発揮するそうです。

糖尿病の他に、高血圧・痛風・疲労回復にも効果があるそうです。

紫ウコンと同じく、血液を綺麗にする成分も含んでいるようです。

また、インドネシアでは水虫の特効薬として使用されています。

すりおろして汁を患部に塗るとすぐに痒みも消え、よくなるそうです。

但し、皮膚の弱い人はかぶれる恐れがあるそうですので、注意が必要です。

沖縄県那覇市の市場で乾燥粉末を扱っているところが一箇所ありましたが、他では扱っていなく、生のモノは殆ど手に入らない希少種です。

紫ウコンと同じく、クルクミンはほとんど含まれていませんが、「ゼルンボン」という精油成分を含んでいます。

京都教育大学理学科有機化学研究室の報告によりますと、白ウコンの精油成分の約80%は、このユニークな骨格をもつ「ゼルンボン」という化合物でできているとのことです。

精油成分はテルペンと呼ばれる化合物でまとめられますが、テルペンは炭素5個を単位としてできています。

クスノキに含まれるショウノウやみかんの皮を剥いだときの芳香であるリモネンはこの単位が2つくっついてできています。

ここでいう「ゼルンボン」はこの単位が3つでできています。

不思議なことにこれらの化合物はそれぞれ独特な芳香と生物活性を持っています。

この「ゼルンボン」の生物活性は次の通りです。

抗炎症鎮痛、発癌ウイルスの増殖阻害、抗HIV細胞防御、メラニン形成阻害、枯れ病原菌活性、マウス白血病細胞抗腫瘍活性、制癌剤スクリーニング試験、HeLa細胞およびマウスEL4培養細胞の増殖阻害作用などです。

インド原産といわれるショウガ科の多年生植物で、東南アジア一帯から広く南太平洋や沖縄諸島に分布し、沖縄ではムザヌウッチンと呼ばれています。

葉はウコンというよりショウガの様ですが、分類上はウコン属に入ります。

根茎は日本の土ショウガと似ていますが、苦くて食用にはされていません。

しかし、古来あちこちで民間伝承薬として広く使われているが、日本ではあまり使われていないようです。

白ウコンは、特に膵臓によく、糖尿病には大きな効果を発揮する品種と言われています。

そのほかに、高血圧、痛風、疲労回復、水虫にも効果があるようです。

タイの古典には「根茎:整腸、食欲増進、消化、激しい腹痛抑制、胃痛抑制、腹部膨満感解消、乳の分泌促進、抗赤痢、利尿財。茎:食欲増進、解熱剤。花:アロマテラピー」とあります。