ウコンとは :ウコンの種類、効果と食べ方

ウコンとは

ウコンは粉末やお茶など様々な方法で商品化が進み、手軽に入手できるようになりましが、かつては、直接沖縄あたりにいかないと、良質なものはなかなか手に入らないものでした。

ウコンは、ショウガ科に属する多年草でショウガやニョウガなどの仲間で美しい花を咲かせ、国内では主に沖縄、種子島、石垣島、屋久島、奄美大島、鹿児島などで栽培されていますが、沖縄はその中で、日本最大のウコン栽培地です。

亜熱帯の植物であるウコンの育成には太陽エネルギーと肥沃な土壌が必要なのです。

だからといって放置しておくと勝手に育ってくれるわけではありません。

均一で良質のウコンを生産するにはやはり手間暇と費用がかかるものなのです。

例えば、畑に珊瑚礁粉と炭長炭を用いたり、連作障害を避けるために2年作付けしたら1年休耕させるなどの配慮がされますウコンは現在数十種類が見つかっていますが、日常生活の健康に役立つされ、注目されているのが「春ウコン」と「秋ウコン」です。

食用として身近なところでお世話になっているウコンには1,000種類以上の成分があることがわかっています。

ウコンは沖縄では「うっちん」と呼ばれ、琉球王朝時代に薬草として珍重し、厳しい管理のもと専売制度が敷かれたほどです。

このウコンですが、実は中国だけでなく、日本でも古くから知られていて、邪馬台国では、女王卑弥呼が薬としても愛用し、中国の王にもこれを献上したといわれています。

さらに江戸時代になると、八代将軍吉宗が、朝鮮人参と共にうこんの栽培に挑戦し、その結果成功し一般の人にもその名が知れ渡りました。

江戸の後期になると、薬効の高い植物として人気を集め、そのころ出版された図鑑などにも紹介されていました。

江戸時代きってのユニークな人物だった平賀源内が書いた『物類品しつ』という本にも紹介されていました。

国立衛星研究所での分析結果によると、ウコンにはクルクミンをはじめアズレン、カンファーなど多くの有効成分が含まれているとしています。

ウコンは、自然の生薬ですから副作用の心配もありません。

それはカレー粉の原料(秋ウコン)となっていることからもわかります。