ウコンに含まれるクルクミン1 :ウコンの種類、効果と食べ方

ウコンに含まれるクルクミン1

クルクミンとは、ウコンの黄色い正体です。

それがクルクミンです。

アメリカで行われた科学学会のウコンについての報告、「悪い細菌を殺し、有害な活性酸素を除去する作用があり、いくつかのガンを阻害する働きがある」などの発表のほとんどは、ウコンの主成分であるクルクミンを指しています。

また文部省では、文部省重点領域研究「機能性食品」の研究報告のなかで、「クルクミンはショウガ科ウコン中に存在する黄色い色素であるが、これは広く食品系でも主体モデル系のいずれにおいても抗酸化性を示す事が分かっている。

」としています。

沖縄ではむかしからウコンは酒飲みの友とされ二日酔いの防止に使われてきました。

それはウコンに含まれているクルクミンの働きによるものです。

クルミンとは:ウコンの中の今最も注目されている主成分「クルクミン」を特殊技術で取り出し、水に溶けやすい顆粒状粉末にした上、ビタミンC、クエン酸、を加え環状オリゴ糖で包みこんで苦みを消し、マイルドで甘酸っぱいクルクミン、それが「クルミン」です。

一般的なウコンである、春ウコン・秋ウコン・紫ウコンの中で、クルクミンは秋ウコンに最も多く含まれています。

クルクミンは、ウコンの黄色を呈する色素成分で、ポリフェノールの一種です。

ウコンが体に良いといわれるのは、このクルクミンが大きな理由になっています。

クルクミンには、肝機能を助け、免疫力を向上させる働きがあるそうです。

また、細胞や遺伝子を傷つけてしまう恐れのある、体内の余分な活性酸素を消去してくれるクルクミンは、「救世主」かもしれません。

クルクミンには、肝臓の機能を助けてアルコールの分解中に出てくるアセトアルデヒトと呼ばれる有害物質の分解を促進したり、胆汁の分泌を促進したりして、肝臓の機能を活発にする作用があるといわれています。

胆汁は肝臓で生成され、胆嚢に一時的に貯蔵されたあと、胆管を通って十二指腸に排泄される消化液です。

胆汁には、消化酵素は含まれていませんが、膵臓で生成される膵液とともに、食物を中和し、脂肪を乳化して、脂肪分解酵素であるリパーゼの働きを助け、脂肪の吸収を促進する働きがあります。

このことから、体脂肪や体重を減らす効果があると言われています。

また、クルクミンには利尿効果があります。

尿は腎臓で生成され、尿管を通って膀胱(ぼうこう)に一時的に貯蔵されたあと、体外に排泄される老廃物です。

腎臓機能が低下していると、余分な塩分などの老廃物が尿に排泄されず、血液中を巡ることになります。

これはむくみ、腎機能障害、膀胱炎、高血圧症、高尿酸血症などの原因となります。

ただし、利尿効果のある食品を大量に摂取すると脱水症になる恐れがあります。