ウコンに含まれるクルクミン2 :ウコンの種類、効果と食べ方

ウコンに含まれるクルクミン2

クルクミンが主によく含まれる食材は、カレーを作るときに使うターメリック(洋名)、和名では健康食品としてよく耳にするウコンに含まれています。

ウコンはショウガ科の熱帯性植物で、根茎が主に使われる部分です。

ウコンは、インド大陸に紀元前1500年から1200年ごろ定着し、使用された記録があるのが最初といわれていますが、5、6世紀になってから、インド、インドネシア、その他のアジア諸国、中東の各国で、スパイス、薬草、染色に広く用いられていた記録があります。

中国で詳しく解説されたのは、15世紀になってからで、中国および日本の伝統的な薬物学、あるいは和漢薬やそれを記した書物である本草綱目が最初といわれています。

日本では本草和名(918年)に始めて鬱金(ウコン)の名前が出てきますが、江戸時代の図説百科事典である和漢三歳図会(1713年)には、和名としてのウコンが、始めて記載されています。

健康に悪いとされている活性酸素ですが、活性酸素は体にとって「全く不要の成分」でもありません。

体内に侵入してきた体に有害な細菌やウィルスを殺したりする役目があり、体にとって必要がある成分ですが、増えすぎてしまった活性酸素は細胞や遺伝子をも傷つけてしまい、体を酸化させ、老化させてゆきます。

遺伝子に傷がつけばガンになる原因にもなってしまいますが、クルクミンには活性酸素を除去する働きがあり、脂質の過酸化、コレステロールの酸化などを抑制して動脈硬化を予防することができると報告されています。

この結果、血中コレステロールを減少させて、血液をサラサラにする効果を期待することができます。

また、その有害物質が肌に溜まってメラノサイトを刺激するためメラニン組織が活性化し、肌のシミの原因になるといわれています。

肝臓を元気にするウコンは美肌・美白にも効果的なのです。

クルクミンは、摂り過ぎると、肝臓に負担をかけ肝臓の機能を低下させてしまいます。

肝硬変の患者がウコンを摂り、症状が悪化した可能性が指摘されています。

また、正常な人でも過剰に摂ると肝機能に異常をきたすことがあります。

副作用がなく効果を発揮するといわれていても、あくまで正しい使い方をした場合です。

肝臓の他にも、内臓に何らかの疾患のある方は、まず医師に相談してから服用します。

妊娠している方や授乳中の方もウコンを摂取する前に必ず医師に相談します。