ウコン茶 :ウコンの種類、効果と食べ方

ウコン茶

ウコン茶に含有されるクルクミンには利尿、利胆(胆汁分泌促進)、抗酸化、解毒、抗癌、抗炎症作用があり肝臓の働きを活発にします。

胆汁酸の分泌が活発になると原料であるコレステロールが消費され、結果的に血液中のコレステロールが減少します。

春ウコンはクルクミンをはじめ精油成分が豊富なので五臓六腑(肝臓・心臓・腎臓・膵臓・肺)に良く、 紫ウコンは胃腸、白ウコンは膵臓に有効です。

秋ウコンはクルクミンが最も多く含まれており、肝臓の解毒機能を高め体内毒素を除去します。

ウコン茶はガンをはじめ動脈硬化症などの原因である活性酸素から体が酸化されるのを防ぎます。

ウコン茶は肝炎、胆道炎、胆石症、カタル性黄疸、高脂血症、食欲不振、腰痛、痔、子宮出血、眼底出血、じんましん、利尿、狭心症、心臓病、糖尿病、高血圧、脳血栓、二日酔い、胃腸障害、ストレス性胃潰瘍、十二指腸潰瘍など特に、肝臓病、胃腸病と高血圧に効能があると言われています。

漢方でウコン茶は芳香健胃薬や利胆薬などに使われています。

その他、ウコン茶はうつ病患者のモノアミン不足を解消し、不安感や無気力感などの症状を改善することが分かっています。

このことは主成分であるクルクミンが、活力や元気の元であるアドレナリン(モノアミン類の一種)の分泌を促すためだと考えられています。

ウコン茶の作り方は、水1.5リットル位入った土瓶かやかんに乾燥スライスのウコンを適量(大さじスプーン2杯〜3杯くらい)を入れて沸かし、沸騰したら火を止めます。

時間をかけるほど色は濃くなりますが水の量に応じて自分が飲みやすい程度にウコンの量と沸かす時間を調整します。

目安は茶色から黄色の間です。

沸きだちは特にウコンの香りが広がり、その香りで心がやすらぎます。

スライスして乾燥させたウコンは、プラスチックか瓶の蓋のぎゅっと締まる容器に入れて保存しています。

スライスした乾燥ウコンをそのまま食べるのもいいです。

ウコン茶は、その名の通り、ウコンの成分をお湯に抽出して飲む、飲み物です。

生ウコンを使う場合には、水洗いしたうえで薄くスライスし、天日で自然乾燥させます。

その上で、その生ウコンから煮出してお茶として飲みます。

また、粉末ウコンを使う場合には、インスタントコーヒーのようにお湯に溶かして飲みます。

ウコンには、肝臓を強化し、二日酔いを防止する効果があると言われています。