ウコンとガン予防 :ウコンの種類、効果と食べ方

ウコンとガン予防

ウコンに含まれる成分、クルクミンの持つガンを防ぐ力に世界中が注目しています。

これは、アメリカで行われた、ねずみによる実験が、きっかけとなりました。

アメリカではすでに、動物実験により、皮膚ガンや大腸ガンに対する有用性が発表され、日本でも、1995年から始まった「ガン克服10ヵ年計画」の中に、ウコンによるガン予防のプロジェクトも組み込んでいます。

「ウコン」と聞くと、肝臓病などに効くというイメージが強いです。

これは「クルクミン」という、根茎に含まれる黄色の色素が肝臓にとても良い働きをするからです。

TVや雑誌でも数多く取り上げられてきましたので、良く知られているかと思います。

しかしウコンに含まれる有効な成分は「クルクミン」だけではありません。

ウコンに含まれるいろんな成分は、様々な症状の改善・解消・予防に大きく役立ちます。

その中の一つで、ウコンに含まれるクルクミンや精油成分がガンを防ぐ力があることで、世界中から注目されています。

クルクミンが世界に注目されるようになったのは、ガン予防の効果です。

アメリカでも実験で、発ガン剤を塗ったあとにクルクミンを塗ると、ガン化が抑えられたとう結果が得られているのです。

また、精油成分にも、酸化力の異常に強い酵素分子の活性酸素を取り除くという、抗酸化作用があります。

ガンは第一段階、第二段階を経て起こってくることがわかっていますが、まず第一段階で発生します。

そして第二段階で促進します。

第一段階では、ガンを発生させる物質がDNAを傷つけ、正常な細胞をガンの芽細胞に変えます。

第二段階では、発ガンを促進する物質が、ガンの芽細胞に何回も作用することによってガン細胞へと変化させます。

クルクミンは、そのガンの発生または促進を抑える働きに力を発揮するといわれているのです。

アメリカの実験は、ガン促進を抑制する効果を確認するものでもありましたのでクルクミンはガンの促進を防いでくれるといえるのです。

また、ガンをはじめ、他の多くの病気の発生の原因といわれている活性酸素ですが、活性酸素は体内に入るとDNAを傷つけていまいます。

つまりガンの第一段階の発生と同じであると考えられるので、クルクミンは活性酸素を抑える効果も高いと考えられます。

アメリカの実験ではクルクミンを塗った場合のものですが、ねずみの実験でクルクミンを口から飲ませて、その効果を確認したという例もあります。