ウコンと活性酸素 :ウコンの種類、効果と食べ方

ウコンと活性酸素

活性酸素とは、普段から私たちが吸っている酸素が、体を攻撃する酸素になってしまう酸素をいいます。

例えば、鉄をそのまま放っておくと、鉄は錆びでしまいます。

果物をそのまま放置しておくと痛んでしまいます。

それらは酸素に触れることにより起こる酸化という現象なのです。

この現象がわたし達の体にも起こっているということです。

つまり人間の体も錆びついてしまう、ということです。

酸素というのは、一旦体内に入ると、血液により体の隅々まで運搬され、糖分や脂肪を燃やしエネルギーに変えます。

このとき燃えた酸素の2%が活性酸素になります。

この活性酸素が、あらゆる病気のなんと90%以上の原因になるといわれているのです。

今、活性酸素を抑える働きがあると、ぞくぞくと研究結果が報告され、世界から注目されているのが、ウコンに含まれる「クルクミン」という成分です。

この「クルクミン」という言葉は現在、雑誌、テレビなどでよくでてきます。

実際、活性酸素の除去に役立つとされているものには、ビタミンCやビタミンEがあります。

しかし、クルクミンの方が、より即効性があり、効果的に除去するパワーがあるといわれているのです。

名古屋大学の大澤俊彦教授の研究によると、「クルクミンは、体内に入ると腸管から吸収されるさいに、還元(水素を与えること)と呼ばれる現象によってテトラヒドロクルミンに変わりますが、このテトラヒドロクルミンに活性酸素を退治する非常に強力な働きがある」とし「クルクミンには活性酸素を退治する優れた力がある」としています。

クルクミンは生薬の中で究極の抗酸化作用を持つと注目が集まっています。

老化・ガン・生活習慣病などの90%が、活性酸素による体の錆びが原因です。

ウコンのクルクミンには活性酸素を押さえ、あらゆる病気の元になる活性酸素を抑制してくれるのです。

活性酸素を増やす要因が多くなってきた現代、自らが積極的にウコンなどの抗酸化作用のある食物を取り入れることが大切になってきます