春ウコン :ウコンの種類、効果と食べ方

春ウコン

春ウコンは4月から5月にピンク色の花を咲かせ、その正式名称を「姜黄:きょうおう」といい、古来から薬用として使われてきました。

肝臓を始めとした病気への効果があり、薬用として使われるのは根茎部分で、外側が白っぽく、切ると、切り口は黄色をしています。

これは、そのまま口に入れると、舌が強い苦味と辛さがある為、食用には不向きなので薬用として使われています。

その効果はウコンの特徴でもある色素成分や精油成分のなせるもので、春ウコンのほうが秋ウコンより強いことがわかっています。

日本で春ウコン(春咲きウコン)と呼ばれているものは生薬名を姜黄(ショウガ科)という別の植物です。

ただし、中国ではターメリックのことを姜黄(キョウオウ、漢名:薑黄)と呼び日本で鬱金と姜黄の名前が逆になっています。

春ウコンは、ショウガ科の多年草木で、インド、台湾、日本では種子島、屋久島、沖縄などで栽培されています。

春ウコンには、肝臓の働きを強化し、胆汁の分泌を促す作用があるクルクミンが豊富に含まれています。

春ウコンには、1,000以上の有効成分が含まれており、まさに万能薬的な働きを持ちます。

全く天然の植物であり、数百年も昔から副作用のない漢方薬として使われてきた春ウコンが、今またガン予防や肝機能強化など、諸機能強化の働きを助ける機能性食品として、広く利用されるようになりました。

春ウコンは、沖縄でウッチンと呼ばれ親しまれています。

クルクミン0.3%、ミネラル、精油成分(シネオール[胆汁の分泌]、カンファー[強心作用]、アズレン[抗炎、抗潰瘍]、αークルクメン[抗がん、利尿、血流改善]、ターメロン[胆汁の分泌]など)を含んでいます。

クルクミンが秋ウコンに比べ少ないことから穏やかに作用しています。

精油成分が血流改善、消化促進によいとしお茶、薬用に用いられます。

春ウコンが、肝臓病、健胃、利尿などに効くとして古くから珍重されてきています。