釣りに使う基本の道具、鈎・オモリ・ウキ :釣りの楽しみ方とマナー

釣りに使う基本の道具、鈎・オモリ・ウキ


どんな大きな魚が食いつくのかわかりませんから、
エサをつける鈎は、細くて小さく、
しかも強くて丈夫な材質でなければなりません。

いったん刺さった鈎が抜けないように、
カギ状に加工されています。

カエシあるいはモドリといわれます。
そのカエシの微妙な細工がすぐれていることから、
日本製の鈎は世界中で認められています。

オモリは、潮の流れにさからって、
エサをとどめておかなければなりません。

鉄より比重があり、小さくても重い鉛でできています。
海水にあたっても錆びないのが利点です。

小さいものは0.07〜0.27グラムほどで、
ジンタン、ガン玉 などと呼ばれます。

大きいものは500グラム以上の重さがあります。

ただ重ければよいということではありません。

釣り場の状況、潮の流れ、使う糸の太さや強度など、
さまざまな条件を合わせ考える必要があります。

魚が鈎についたエサを食べたことが
すぐわかるような仕組みがウキです。

魚がエサをくわえて泳ぎだすと、
糸が引かれてウキが沈むのでわかるというわけです。
浮木と書きます。

軽い木やプラスチック製で、
その浮力により、エサを一定の深さで保つことができます。

見やすくするためにカラフルなものが多く、
これら仕掛けは、いかに魚をだますか、
という魚との駆け引きのための道具といえます。
そこが「釣り」の楽しみでもあるわけです。

道糸とハリス、ハリスとオモリを連結する金具である
サルカンは、初心者にとって扱いやすく便利で重宝します。

とても小さい道具ですが、
糸のヨレを少なくする工夫がされていて、
必需品のひとつでしょう。


なかでもワンタッチ着脱が可能なスナップつきの
スナップサルカンは、
なんといっても取付け簡単のすぐれものです。


万が一、大きい魚がかかった時のために、
タモも用意しましょう。
魚をすくう網です。

海に落ちた帽子を拾いあげるためにも必要かもしれません。
その他、道具を入れる収納ケース、
釣った魚を入れるクーラーボックス、バケツ、餌、
さらには懐中電灯、防寒着などが必要です。