釣りを安全に行うために :釣りの楽しみ方とマナー

釣りを安全に行うために


どんな場所でも、「釣り」を楽しむためには、
竿やリールの値段を気にする前に、
まず安全を心がけることがたいせつです。

釣り針が身体に刺さったり、
テトラポットから落ちて骨折したり、
海へ落ちたりと釣り場での事故にはさまざまあります。

自分一人が事故にあうだけでなく、
まわりの人を傷つけてしまうことは何より残念です。

心がけのコツは「できるだけ小さなアクション」です。

仕掛けを投入するときも
やたらと大きなアクションで竿を振りまわしたり、
まわりをろくに見ずに防波堤をバタバタと走りまわって落ちたり、道具の整理が悪いためにあちこち動きまわって足をすべらせたり。


落ち着いて、つねに身のまわりの整理・整頓をしていれば
やたらと動きまわる必要もなく、落ちたりしないのです。

オーバーアクションは禁物ということです。

どんなに注意をはらっていてもどんなに運動神経の良い人でも、
「猿も木から落ちる」ということわざがあるように、
絶対に落ちたりしないという保障はありません。

「自分だけは大丈夫」なんて思っている人が意外にも多いようで、それが思わぬ事故となり命取りになりかねません。

「自分は泳げる」と思っていても、落下してしまったら
着ている服が水を吸収したオモリになってしまって、
思うように泳げません。

船に乗るときばかりでなく、防波堤や渓流での釣りの際にも、
子どももおとなも、
必ず救命胴衣(ライフジャケット)を着用しましょう。

「自分の力を過信しないこと」も、安全につながります。

楽しんで帰るときには「整理・そうじ」が安全への心がけのコツです。

ゴミや電池・仕掛け等を放置せず、
持ってきたものは持って帰るようにしなければなりません。


万が一、事故になったり事故を目撃したら、
まわりの人と協力しあって、

浮き輪、救命胴衣、空っぽにして蓋をしたクーラーボックスなど
浮力のあるものを差し入れるなどしましょう。

同時に、落ち着いて、119番通報(消防署へ救急車の要請)と
118番通報(海上保安庁への救助の要請)宛に通報をしましょう。