釣りに関するマナー :釣りの楽しみ方とマナー

釣りに関するマナー


安全に「釣り」を楽しむためには、
釣り場にいる人全員がお互いにマナーを守ることです。

初心者も達人もみんなで守ることが
たいせつではないでしょうか。


もちろん「釣り」に限らず、
人間としてモラルに欠ける行動はよくありません。

休日あけに、
ペットボトルやタバコの吸い殻などのゴミが散乱していたり、
釣り針が水中に落ちていたり、

漁師さんの船がいたずらされていたり
といったことのないようにしましょう。

スポーツでもゲームでもルールがあります。
「釣り」も同じこと。

ルールにしたがって、人間としてのマナーを身につけてこそ、
楽しい遊びなのです。

あいさつもそのひとつです。
知らない人でも、同じ「釣り」楽しむ仲間として声をかけあいましょう。

突然大きな声で話しかけたりしてはいけません。
やけに親しげにのぞきこんだり、
他人の持ちものに触ったりしてもいけません。

それは、迷惑ものです。

すぐ隣にすわりこんで、竿を投げ入れたり、
エサをまき散らしたりしないように。

我が物顔になってはいけません。

「釣り」に夢中で、
子どもがバタバタ走りまわっていても気がつかない親を
よく見かけます。

安全の問題においても、じゅうぶんに注意をはらいましょう。

小さい魚を釣ったらリリースすることも
「釣り」マナーのひとつです。

環境保護、資源保護の点で、また、釣り場の存続のためにも、
小さい魚はリリースすることが望ましいでしょう。

素手でつかむと人間の体温でヤケド状態になってしまいます。
海水で湿らせたタオルで魚をそっとつかみ、
すばやく針をはずしてやさしくリリースしましょう。

放り投げたり、荒っぽい扱いをしたのでは、
小さい魚は弱りきってしまい、リリースの意味がありません。

コンクリートや岩の上に放置するなどは、もってのほかです。

「持ってきたものは持ち帰る」ことを第一に、
ゴミは出さないようにしましょう。

「環境保護」とあえて声高に叫ばなくても、
海や河、山、人などすべてに対し思いやりをもって、

あたりまえのことをすれば、
みんなが気持ちよく「釣り」を楽しめるのです。